今回はアコム、プロミス、アイフルといった大手消費者金融3社の口座数についての数値を紹介してみたいと思います*1。
いったい世の中にはどのくらい人数が消費者金融を使っているのか…ということを把握できる、すごくわかりやすい数値になると思うので、是非、参考にしてみてくださいね。
消費者金融大手3社の利用者数まとめ:
アコム、プロミス、アイフルの利用者数:
まずはわかりやすく、アコム、プロミス、アイフル各社の利用者数を表にまとめてみます(これらの数字は無担保の貸付のみで、不動産ローン等の利用者数は含まない)。
名称 | 貸付残高 | 会員数 |
---|---|---|
アコム | 7,972億円 | 148万人 |
SMBCグループ (プロミスやSMBCモビット) |
7,607億円 | 134万人 |
アイフル | 3,417億円 | 79万人 |
1人あたりの借入金額でいうと、だいたい50~60万円を消費者金融から借りている計算ですね。
会員数の合計は350万人程度:
実際には重複して消費者金融を利用している方も多いため、単純計算で数字を合算しても意味がありませんが、のべ人数でいうと350万人の方が消費者金融を利用していることに。
こうまとめてみると、かなり多くの方が消費者金融からの借入をしているんだなと思わされます。日本の成人人口で考えた場合には、だいたい25人に1人くらいが利用している印象でしょうか。
JICCの数字だと1,141万人:
参考までにJICC 日本信用情報機構の数字も(2018年12月末時点)。
こちらでの数字では、無担保無保証で借入を現在行っている人の人数は1,082万人だそうです。内訳は下記の通り。
- 1件借入がある方:720万人
- 2件借入がある方:238万人
- 3件借入がある方:87万人
- 4件借入がある方:27万人
- 5件以上借入がある方:10万人
この人数の中には消費者金融から借りている方だけでなく、クレジットカードのキャッシングを利用している方、銀行のカードローンを使っている方なども入ります(住宅ローンや車のローンなどは除いた数字)。
つまりこちらも成人人口で考えると、日本人の10人に1人くらいは何かしらの借金を抱えていることに。率直、『かなり多いなぁ…』という印象を受けた方も多いのではないでしょうか。
ヤミ金等の違法業者を入れるともっと増える?
更に違法業者(ヤミ金やクレジットカード現金化)などからお金を借りた方を含めると、1,300~1,400万人規模になると想定。
こうなるともう8人に1人になる計算なので、借金=よほどお金に困った方しか利用しない…というわけではないことがわかりますね。
以上、消費者金融大手3社の会員数(2018年版)!アコム、プロミス、アイフル等からお金を借りている利用者数はどのくらいいるのか…という話題でした。
参考リンク:
消費者金融やクレジットカードの統計に興味がある方は、下記記事なども併せてどうぞ。お金に詳しくなればなるほど、お金で損する機会が減ると思いますよ。
*1:月刊消費者信用2018年9月号の数字から引用。正確には口座数…ですが、口座数≒利用者数なので、今回の記事では利用者数という表記で紹介をさせてもらえればと思います。